PGN-II
2021年02月13日
こんばんは、わーくです。
ある夜の出来事です。
作業を終えてMacの電源を落としました。私は節電のために、パソコンを使った後はUSBハブなどの周辺機器の電源も落とすようにしています。電源タップに接続されたハブなどの電源をOFFにした後に、異音に気付きました。
「カタッ、カタッ・・・」
最初は何の音か分からず、色々調べてみると、Macに接続しているBDXLドライブから出ていることに気付きました。LEDが点滅し、レンズ部分が動こうとしているような音でした。見たところ電圧不足の時のような様子だったので、配線を確認してみることにしました。
BDXLドライブは、ELECOMのU2H-GM002BKというセルフパワーハブに接続しています。このハブは7ポート分の端子があり、iTunes用のSSDも接続してあるので、電源アダプターを繋いで使っています。
「?」
電源を繋いでいるのに、電力不足?まさか故障か・・・?大して使っていない※うちに壊れるのは残念だな、買い換えにまたお金がかかるのか、等と考えつつ、電源を確認してみると、
「ハブの電源は・・・えっ、切れている・・・」
USBハブの電源アダプタは、タップの時点で切れており、ハブには電源が供給されていませんでした。となると、考えられるのはMacからの電源供給ですが、Mac mini 2018は電源OFF時にはUSBに電源を供給しない仕様のはず。おそるおそるMacに接続されているハブのUSBケーブルを抜いてみると・・・
「カタッ・・・カタッ・・・」
動いている・・・!!!!
きゃあaaaaaaa!!!!!!!!
とビビったものの、原因を調べてみたところ、同じUSBハブに接続されているFX-AUDIO-PGN IIからの電源が逆流しているということがわかりました。
この製品は、安価にも関わらず、USB経由でオーディオ製品にやってくるノイズを取ってくれるものとして導入したのですが、RME製品を導入してから効果がよく分からんくなってしまったので、とりあえずおまじない代わりにUSB接続しているMIDI音源(INTEGRA-7とMOTIF-RACK ES)を繋ぐのに使っています。
で、この製品の公式Blogにも書いてあるのですが、正常な動作で問題が無いとのこと。
※3/29追記の部分を参照
ただ、ここに書かれているのは逆流防止回路が組まれているならホストへの逆流は起こらない、起こったとしても電流逆流程度では損傷を受けないように設計されている、だから安全、ということなのですが、うちの場合はクライアント同士(FX-AUDIO-PGN II→BDドライブへの逆流)だし、BDドライブ自体がずーーっとカッツンカッツン音がしているってことは、電源や駆動系にダメージが蓄積しているような気がします。
さらに調べると、まっとうなUSB機器にはUSBの電流が逆流しないような設計になっているという記述もインターネッツ上に散見されます。
うちのUSBハブ・・・まっとうなUSB機器じゃないってことか(白目
今回の出来事はFX-AUDIO-PGN IIが悪いわけではなく、USBハブかUSB規格自体が原因であり、USBハブの電源をONにするか、FX-AUDIO-PGN IIの外部電源を忘れずOFFにするか、FX-AUDIO-PGN II自体をバスパワーで使えばよい(それでも音質は向上するとのこと)のですが、何だかモヤモヤするので書き残しました。
多分世の中には同じ状況でモヤモヤしている人が1兆人くらいいると思ったので、USBの電源逆流に「故障か!?」と悩まれる1兆人の方々の悩みを払拭できれば幸いです。正常動作です。
ちなみに、この現象のおかげで、「Fireface UFX IIが電源入ってない時に、モニタースピーカーの電源を入れるとノイズが乗る」という現象への理解が進みました。回路って電源入ってないと変なところからノイズを拾ったり、意図しない電流が発生したりするモンなのですね。ちゃんと電源を
ちなみにFX-AUDIO-PGN IIをUSBオーディオインターフェースとかデジタルアンプの接続に使用すると、フロアノイズが低減して幸せになれます。3,000円以下でお試しできるのは面白いと思うので、興味のある方は試してみては如何でしょうか。ただ、途中にハブを挟もうとしている方は、怪奇現象ではなく電源が逆流することがある、ということを知った上で導入されるとビビらずに済みますw
(17:11)